国民参加の事例紹介
関東圏 NPO山梨ガバメント協会 (山梨県山梨市)
国土形成計画(全国計画)では、新しい国土像実現の ための戦略的目標の一つとして「持続可能な地域の 形成」を掲げており、そのための施策の一つとして 「二地域居住の推進」が挙げられています。 既に首都圏の各地では、二地域居住の受け皿としての 環境整備を目指した取り組みが始まっていますが、 その中で3年前から二地域居住・定住希望者のための 受け入れ環境の整備や、交流体験事業によって、 交流・居住人口の増加と地域の活性化を目指し活発な 活動を続けている山梨ガバメント協会(山梨県山梨市) の取り組みを紹介します。


山梨市は、山梨県の東部に位置する人口約38,700人の 都市です。東京都心から100km 圏内にあって、中央自動 車道IC も近く、JR中央本線の2駅があり都心から 90 分で行くことが出来ます。 また、豊かな自然や文化、温泉などの観光資源にも恵ま れています。今回は、「山梨ガバメント協会」の事務局 長 磯村さんと事務局 有銘さんにお話を伺ってきました。
公私にわたるまちづくり
山梨市の職員である磯村さんは、平成18年に山梨市が立ち上げた空き家バンク制度を担当してい ました。同時に、山梨市を元気にしたいという思いから、まちづくりの推進と地域経済の活性 化を目的に設立された「NPO法人山梨ガバメント協会」の立ち上げとその活動にも参加して いくことになったのです。 この行政とNPOという2つの異なるアプローチから始まった取り組みは、山梨市の職員で ありながら休日はNPO活動に参加するという磯村さんを軸に、互いに協力しあいながら、 やがて同じ方向に向けて動き出しました。
来訪者からおそわる山梨市の魅力
一方、まちづくりを目的にスタートした山梨ガバメント協会では、
「山梨市ってこんなにいい地域なんだ」ということを地域住民だけ
でなく、外国人の方々や首都圏の方々にもぜひ知って欲しいと考え、
外国人を対象としたモニターツアーや首都圏の人を対象にした
「田舎暮らしちょこっと体験ツアー」を開催していきました。
全国都市再生モデル調査事業に選ばれた「首都圏居住外国人家族の
日本の“ふるさと”づくり調査」の一環として行われたモニター
ツアーでは、計3回60人の外国人が、田舎暮らしちょこっと
体験ツアーでは、計3回90人の首都圏に住む方が山梨市を訪れ
ました。
これらのツアーは、訪れた方に山梨市の素朴な田舎の表情を伝え
るだけにとどまらず、富士山、古民家や神社、歴史など地元の
人は逆に見落としてしまいがちな地域の魅力を地域に住む人たち
自身に教えてくれるものでもありました。



