国民参加の事例紹介
四国圏 虹色の里横畠(高知県越知町)
ふるさと便
年末には、横畠の特産品を詰め合わせにした「ふるさと便」を企画しました。石臼でついた餅に、田舎こんにゃく、番茶、白芽芋、干し芋、干し柿など全部で12品程度を箱に詰めて、申込者に送ります。まるで自分の田舎から届いたと錯覚するような品は、大変好評です。特に宣伝はせず、芋煮会で注文を受ける程度ですが、用意出来る60セットは毎年売り切れてしまいます。
最初の頃は、入れ物まで気が回らなくて、適当に見繕った段ボールで発送しましたが、今では専用の木箱に入れて送っています。もう5年も続けていて、だいぶ慣れてきましたが、それでも品物から包装まですべて手作りなので、60セット用意するので精一杯です。

どんぐりクラブ
ふるさと便の品物を用意したり、イベントで食事を用意したり、虹色の里の活動を支えているのは女性陣のどんぐりクラブです。
どんぐりクラブは、虹色の里の活動が始まる前から、手作りのお菓子などを作って、地域のお店に卸すなどを行っていた集まりです。
200人分の食事を作る芋煮会ともなれば、大釜に二つ豚汁を炊いて、田楽だけでも釜が15,6個、おにぎりなどは何個作ったか分からなくなるほどです。
ところが、どんぐりクラブのメンバーは、女性3人しかいません。さすがに芋煮会のときは応援を頼みますが、他のイベントやふるさと便は3人でこなしているのでどんぐりクラブはフル回転です。
家事に仕事にと、とても忙しい中、時間を確保して、協力してくれている女性陣の奮闘には毎回頭の下がる思いです。今後の大きなテーマは、なんとか女性のメンバーを増やして、少しでも負担を減らしていくことです。
新しいふるさと
虹色の里では、新しい取り組みも始まっています。一つは地域資源の再発見です。横畠には、ジョン万次郎が通ったとされる旧松山街道や世界的な植物学者、牧野富太郎博士がフィールドワークの舞台とした横倉山など、地域ならではの魅力がたくさんあるのです。
草に埋もれていた旧松山街道を散策路として整備したり、地元の郷土史家の方の話を聞きながらの山歩きツアーを実施したりします。また、郷土史家の方を招いて、地元の案内人養成講座も開いています。
もう一つは、移住促進です。大原さん自身も含めてUターン者は結構居るのですが、Iターンで来られた方はまだ居ません。しかし、茶摘みを体験した方から、茶畑を借りてみたいと相談を受けることもあるようになってきました。イベント等を通じて横畠に興味を持ってくれる人は確実に増えているのですが、残念ながら今は地域に宿泊施設がありません。
芋煮会などのイベントでもみなさん車で来て日帰りされています。宿泊については、参加者からの要望も多く、移住促進の第一歩とするためにも、休校になった学校を整備して宿泊施設に出来ないかと検討を始めたところです。
イベントに参加してくれる方は、ほとんどがリピーターです。毎年、春と秋に遊びに行って、年末にはふるさと便が届く、虹色の里では、まるで本当のふるさとのような暖かい交流が育まれています。



